切迫早産の症状と兆候は4つ!自覚症状がわかりにくいので注意!

切迫早産の症状や兆候はとてもわかりにくいです。
一般的に、お腹の張りの頻度やエコー検査で切迫早産が判明します。
しかし、お腹の張りは、風船が入っている感じや、バレーボールが入っている感じなど、人によって全然感じ方が違います。
何より、初めての妊娠であれば、その感覚に気付けないことの方が多いです。つまり、自覚症状はとてもわかりにくいです。
私の時は、妊娠30週の妊婦健診で急遽切迫早産と診断されて、その後すぐ入院が決まりました。
ここに至るまでに、
全く自覚症状がありませんでした!
実際は、症状という症状はあったのかもしれませんが、はじめてのことで気付けませんでした。妊婦健診の検査結果から、子宮頚管長は22mmという診断を受けました。
これは、妊娠30週目の切迫早産の目安になる頚管長25mmを下回る結果でした。
【補足】
切迫早産という診断は、妊娠22週以降の診断になります。妊娠22週以前に出血したり、腹痛を起こす似たような症状が出た場合は、切迫流産という診断名になります。
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先に話してしまうと、切迫早産の症状・兆候は4つあります。
- お腹が張る
- 下腹部が痛む
- 出血がある
- 破水する
これら4つについて詳しく話していきます。
もくじ
お腹の張りが治らないのは切迫早産かも?
妊娠して、赤ちゃんも徐々に大きくなっていきます。つわりが終わり、妊娠16週以降の安定期に入ると快適に生活できるようになります。妊娠16週~27週目の間に、お腹の張りは起こらないのが普通です。
そのため、切迫早産の起点になる妊娠22週以降から考えると、妊娠22週〜27週の間に、お腹が張る症状が起こった場合は、切迫早産の可能性が出てきます。
しかし、お腹の張りは、基本的に張っていても、安静にしていることで治る一時的なものが多いです。安静にしていてもお腹の張りがなかなか治らない場合は、切迫早産の疑いがあります。
安静にする時間については、30分以上安静にしていてお腹の張りが治らない場合は、注意が必要です。
また、頻繁に起こったり、一定の間隔で起こる場合は、かなり切迫しています。
- 妊娠22週~27週の安定期にお腹が張る
- お腹の張りが30分以上続き安静にしても治らない
- お腹の張りが頻繁に起こる
- お腹の張る間隔が一定の間隔で起こる
下腹部が痛むのは切迫早産かも?
下腹部が痛む症状は、お腹の張りがとても強く出た時に感じることがあります。
そして、この下腹部の痛みは、ひどくなるとそのまま陣痛につながる可能性があります。そのため、お腹の張りであると判断できれば、すぐに安静にしましょう。
また、下腹部の痛みは治まったが、お腹の張りがなかなか治らない場合は、切迫早産かもしれません。
しかし、強く下腹部が痛む症状は危険を知らせるサインかもしれません。痛みが激痛であれば、常位胎盤早期剥離の可能性があり、緊急を要します。そのため、妊娠37週前に少しでも違和感を持ったら医者に相談しましょう。
妊娠37週前の下腹部の痛み
妊娠37週前の出血は切迫早産かも?
基本的に、出産間近になると、おしるしと呼ばれる出血が起こる場合があります。
しかし、妊娠37週前に起きないことが普通であり、早産になる妊娠22週〜36週の間で出血がある場合は、切迫早産の危険を知らせるサインかもしれません。また出血がなくても、おりものが茶色い場合は血が混じっている可能性があるため、注意深く観察してください。
ちなみに、大量の出血がある場合は、前置胎盤の可能性があるため、すぐに病院に連絡しましょう。
- 妊娠22週~36週で出血があった場合
- 妊娠22週~36週でおりものが茶色だった場合
破水が起こると切迫早産?
破水は基本的に出産が始まる前に起こります。破水が起きたら数時間後には出産が始まると思ってください。
そのため、
破水をした時点でかなり切迫しています!
つまり、緊急を要する状態です。
少量の破水であれば、消毒などを行い妊娠を継続できるかもしれませんが、大量の破水であれば緊急出産になるかもしれません。
ちなみに、破水は意外と気付きにくいものです。妊娠後期になると尿漏れを起こすこともあるため、尿漏れと勘違いして軽視してしまうことがあります。
しかし、破水は自分が止めようと力んでも止まることがないので、止められるか止められないかで破水と尿漏れの判断はつきます。
妊娠22週~36週に破水が起きた場合
兆候がなくても切迫早産と診断される場合がある
妊娠中には、妊婦健診を数回受けます。その健診の際に、内診やエコー検査の結果から、切迫早産と診断されることがあります。
それは、子宮頚管長の状態で判断しています。妊娠22週~29週の間で頚管長が35mm以下になった場合と、妊娠30週~36週の間で頚管長が25mm以下になった場合です。
気付きにくい切迫早産の症状と兆候
切迫早産は、はじめて妊娠を経験する人には、気付きにくいものです。
明確に、下腹部が痛くなったり、出血する症状が出ればわかるのですが、お腹の張りは特にわかりにくい症状です。
自覚症状は、一切ありませんでした!
お腹の張りもなく、出血もなく、下腹部が痛むこともなかったのです。
しかし、妊婦健診のエコー検査の結果から、子宮頚管長が22mmだとわかり、すでに基準値25mmを下回っているため、切迫早産と診断されました。
そのため、処置を行うために、数日後にお腹の張りを抑える錠剤を飲むことになりました。
しかし、錠剤では効果が出なかったため、点滴での処置を行うため、切迫早産として入院することになりました。
入院してから、お腹にモニターをつけるようになり、はじめてお腹の張りの感覚を知りました。
この時はじめて、今までもこんな症状があったと実感しました。それだけ経験がないと、お腹の張りは気付けない症状です。
しかし、一般的には、お腹を締め付けるような違和感や、お腹がバレーボールのように硬くなるといいますが、感じ方も多種多様で、個人差があるため、とてもわかりにくいです!
まとめ
初めての妊娠であれば、初めてのことだらけでわからない事も多いです。しかも、切迫早産の症状や兆候は、特にわかりにくいものです。
見落としがちな症状が多いため、普段からちょっとした変化を見落とさないように心がけましょう。