切迫流産の原因はストレス・動きすぎ・冷え!今すぐ正しい対処を

妊娠中に、なぜ切迫流産になるの?
原因はなに?
そういった不安もあると思います。
実は、切迫流産は、
- ストレス
- 動きすぎ
が大きく関係しています。
しかも、早く気付いて、早めの対処をすれば、ほとんどの確率で流産に繋がることはありません。
だから、切迫流産は、原因を知って、ちゃんと対策をすれば、流産になることはほとんどないんです!
何より、後悔しないためにも、自分たちにできる事は事前に確認しておきましょう。
もくじ
切迫流産って何?
はじめに、切迫流産について話します。
切迫流産とは、流産になりかねない切迫した状態を意味しているように感じますが、実はもっと広い範囲を言います。
妊娠初期に、出血や腹痛があった場合も、切迫流産と診断されます。
つまり、深刻な状況ではなくても、流産と似た症状が起こった場合も切迫流産と言っているのです。
そのため、状況次第ではありますが、
- 「もう流産の覚悟をしてください!」
- 「すぐに入院してください!」
といった、一刻を争う状況ではありません。
どちらかというと、出血や腹痛などの流産の症状が出たけれど、妊娠が継続している状態を、全て切迫流産と言っています。
それとは逆に、流産は、出血や腹痛などの症状が出て、妊娠が継続できなかった場合を言います。
しかし、流産には明確な理由があります。受精卵の異常・子宮感染・子宮頸管無力症などが起因していることです。
つまり、流産と切迫流産は全く別物と言えるのです。
【補足】
出血や腹痛などの症状が出ても、妊娠22週以降は切迫早産という診断になります。
妊娠22週以前の場合は、切迫流産という診断になります。
そのため、妊娠22週目を起点にして、診断は違ってきます。
ちなみに、切迫早産は出血や腹痛以外の観点からも診断するため、切迫流産とは状況が少し異なります。
【関連記事】
切迫流産の原因はなに?【ストレス・動きすぎ・冷えに注意】
基本的に、原因は4つあります。
- 胎盤の血管と子宮の血管が絡まって出血する場合
- 重労働をかさねて子宮収縮が起こり出血する場合
- ストレスによって子宮収縮が起こり出血する場合
- お腹の冷えにより子宮収縮が起こり出血する場合
この4つになります。
1つ目の血管が絡まってしまう現象は、意図しなくても起こってしまいますが、2つ目は無理に重労働をした結果、3つ目は精神的負荷を負った結果、4つ目はお腹を冷やしてしまったことが原因です。
つまり、自分たちの不注意で切迫流産を起こしてしまう原因は、
- 無理な重労働(動きすぎ)
- 過剰のストレス(精神的不安など)
- お腹の冷え(お腹が張りやすくなる)
ということになります。
そして、その後もおかまいなしに重労働を重ねたり、ストレス発散をしないまま放置したり、体を冷やしすぎてしまうと、子宮収縮が続き、流産につながる危険性がでてきます。
切迫流産の症状はどんなもの?
基本的に、切迫流産でも流産の時と症状は一緒になります。しかし、流産の場合は症状が強くでます。
腹痛が起こる
症状として腹痛が起きます。
どちらかというと下腹部の痛みになります。鈍痛から激しい痛みと強弱は様々ですが、切迫流産の場合は鈍痛のような痛みで気付きにくい場合もあります。
出血が起こる
出血量は、少量もしくは生理の時と同じくらいの量が出ます。
色は、鮮血から赤褐色や茶色のようなものまで出ます。中にはピンクのような色の血が出る人もいるようです。また、一度出血して終わりではなくて、数日間出血が続く傾向にあります。
切迫流産と診断されたら絶対安静が基本
基本的には、絶対安静にして横になって過ごします。
特に、出血や腹痛が続いている場合は、トイレや食事の時以外は横になって過ごしましょう。症状が出なくなってくれば、様子を見ながら少しずつ動いても大丈夫になります。
しかし、大量の出血や強いお腹の張りが起こる場合は、吐血剤や張り止めの薬が処方される場合もあります。
切迫流産にならないためにどうする?
妊娠中は基本的に、冷え・重労働・激しいスポーツなどの体に負荷を与える行為や、精神的負荷を避けましょう。
- 肉体的負荷は、子宮収縮を起こし、流産のリスクにつながります。
- 精神的負荷も、子宮収縮を起こし、流産のリスクにつながります。
そのため、無理な運動を避けて、程よいストレス発散を行い、体を冷やさない!これが大事になります。
ストレス発散
妊娠・つわり・これからの不安など、多くのストレスが妊娠初期にはあります。
しかし、深く考えすぎないことです!
みんなも経験している妊娠です。絶対に乗り越えられます。そして、支えてくれる家族や友達をとことん頼りましょう。そして、無理するぐらいなら、自分の好きな趣味に没頭したり、もっと自分勝手に生活してもいいんです。
とにかく大変な時期ですが、大変だからこそストレスで体調を崩さないように整えていきましょう。
重労働・激しいスポーツはしない
もともとスポーツをしていた人は、体を動かせないストレスがあると思います。
難しいところですが、ストレスと運動のバランスが大事です。
極端に激しいスポーツでなければ、短時間で済ませるなどの工夫をすれば、多少の運動であれば効果的だと思います。
しかし、安定期までは、歩いたり家事をする程度にして、重労働やスポーツによる体への負荷は、極力控えた方が安全と言えます。
体を冷やさない
切迫流産につながる可能性は低いですが、一つの要因として考えられます。
体を冷やすと、
- 冷えることによる免疫低下で、病気にかかる可能性
- お腹や下半身を冷やしてしまう事で、子宮収縮を起こす可能性
が出てきます。
つまり、切迫流産になるリスクを高めてしまいます。あまり厚着も良くはありませんが、適度に体は温かくしましょう。
まとめ
切迫流産は、未然に自分のちょっとした注意で防げることもあります。
また、症状が出ても、赤ちゃんの心拍が確認できて妊娠が継続できていれば、絶対安静にして乗り切ることができるはずです。
切迫流産と診断されても気を落とさずに、まずは原因を知って対策して今を乗り切りましょう。