【生後10ヶ月の成長と発達】感情がしっかりして言葉も喋る5つの変化

生後10ヶ月を迎えると、伝い歩きをして、行動範囲が広がっていきます。さらに、自己主張も強くなり、しっかりとした感情を伝えてきます。
この頃になると、嫌なもの嫌!
子供の反抗期や、2歳特有のイヤイヤ期のような性格が表れます。
しかも、さらに後追いもする時期なので、とにかくママは自分の時間が持てずに、イライラしてしまうことが増えます。
そのため、ママは生後10ヶ月になると、
- 全く家事ができない
- おむつ替えが大変
とよく言われます。
そのくらいに、忙しい生後10ヶ月の成長には、
- 感情がしっかりして自己主張をする
- 伝い歩きをする
- 指が器用になり、ひねる動作が出来るようになる
- リズム感がつく
- ちょっとした言葉を喋る
といった成長が見られます。
少し大変な時期にもなりますが、赤ちゃんの成長を気長に見守ってあげましょう。
それでは、生後10ヶ月の成長・特徴と、1日のスケジュールを見ていきましょう。
もくじ
生後10ヶ月の成長・発達
感情がしっかりして自己主張をする

生後10ヶ月の赤ちゃんは、とにかく感情がはっきりしてきます。
あれが欲しい!
これが欲しい!
こういった感情も、声や指をさして行動でも示します。
そして、嫌なことがあると怒ったような表情をすることもあります。このように、笑ったり、泣いたり、怒ったりしていろんな表情も見せてくれます。
さらに、2歳のイヤイヤ期や反抗期のときに似ている、目立った嫌がり方もするようになります。例えば、おむつ交換を嫌がって全然替えさせてくれなかったり、食べたくないものは全く食べません。
このような、0歳における反抗期のような時期になります。
ママもイライラすることが増えて、すごく大変になりますが、なるべく叱らずに安全な環境でやりたいようにやらせてあげましょう。
この時期に、自発性や心が育っています。
つかまり立ちに慣れて今度は伝い歩きをする

生後9ヶ月で、つかまり立ちをすることによって、バランス感覚や立ったときの不安感に慣れて、ようやく一歩を踏み出せるようになります。
その一歩が、ちょうど生後10ヶ月目にあたり、伝い歩きの始まりです。
しかし中には、成長が遅れていて、生後10ヶ月でも伝い歩きしない場合もあります。そういった場合は、赤ちゃんが伝い歩きを楽しめるように、遊びを混ぜながら練習をしていきましょう。
そうすることで、少しずつ伝い歩きができるようになっていきます。
また、練習する上で、高い場所にも手が届くようになるため、誤飲に繋がりかねない物は置かないようにしましょう。そして、立った時に転倒して怪我しないように、十分な安全対策もとりましょう。
指が器用になり、ひねる動作が出来るようになる

赤ちゃんは、生後7ヶ月で指を器用に使うようになり、少しずつ指の力もついてきます。
そして、生後9ヶ月になると、指の力もついてきて、親指と人差し指で物をつかんで持ち上げることも出来るようになります。
その後、生後10ヶ月を迎えると、もっと器用に動かせるようになって、指をひねる動作も出来るようになります。
そのため、何か物を捻じ曲げたり、コックをひねったりして、複雑な動作ができるようになります。
リズム感がつく

赤ちゃんは、今までは音楽を聴いてごきげんになることはあったのですが、生後10ヶ月を迎えると、音楽のリズムに合わせて動いてみたり、声を発したり、微妙な音の変化を楽しむようになります。
抱っこしている時も、音楽に合わせてママがリズムに乗ると、赤ちゃんもリズムに乗って動くことがあります。そんなちょっと可愛い仕草が見られるようになります。
ちょっとした言葉を喋る

今まで「あーあー」「うーうー」などの頼りない声でしたが、これからははっきりと「まんま」「あちゃ」とか可愛い言葉が増えます。
赤ちゃんにママのことを、「ママだよー」とか「ママ」と教えてあげると、赤ちゃんも「ママ」がママのことだと認識して呼んでくれるようになります。
はじめは、うまく喋れないので、「まんま」みたいに聞こえます。
生後10ヶ月の頃はママの悩みが増える

生後10ヶ月を迎えると、赤ちゃんは自己主張が強くなり、自分の思い通りに行動します。
もしママが阻止しようとすると、赤ちゃんは反抗してくることもあります。
いわゆる、0歳児の反抗期みたいな感じです。この時は、ママもいろいろと悩むことが多くなります。
家事ができないイライラが募る
赤ちゃんは、自分勝手に動き回ります。そして、後追いもします。
しかも、言うことを聞いてくれない時もあります。
そういった日常の中で、おむつ替えを嫌がったり、食べ物を嫌がったり、服を着たがらなかったり、とにかく赤ちゃんのお世話が進みません。
そうなると、家事の時間も削られていきます。そして、少しずつママの自由になる時間も削れていくのです。
こんな毎日でストレスも溜まり、イライラすることが増えます。
赤ちゃんにダメ!は禁物?
赤ちゃんは、自分でなんでもやりたい時期です。無理に辞めさせようとすると、更にやり始めたり、怒ったりすることもあります。
なかなかママの思うようにならないことも増えますが、無理に辞めさせるのではなく、自由に遊ばせてあげることも大事です。
そのため、できるだけ「ダメ!」って注意するような環境を無くしましょう。
できることなら、なるべく危険な行為に繋がるような物や家具は片付けましょう。そして、のびのび遊ばせてあげられる環境を作ることも大切です。
生後10ヶ月のスケジュール【Mさんママの1日】

Mさんママの赤ちゃんは、夜はぐっすり寝て、昼間はしっかり3食離乳食になって1ヶ月が経ちました。
離乳食を食べるタイミングや離乳食に合わせた生活リズムもほぼ完成しました。そのため、赤ちゃんは大人と一緒の生活を送れるので、睡眠時間やご飯の時間も同じで、ママは少し楽になります。
しかし、生後10ヶ月を迎えて、感情がはっきりしてわがままが増えるため、昼間の時間帯は少し気苦労することも増えました。
そんな、Mさんママの1日のスケジュールを見てみましょう。
【補足】
基本的に、生後9ヶ月の時のスケジュールと、生後10ヶ月の1日の過ごし方は変わっていません。
0時〜6時 | ねんね | 睡眠 |
7時 | 離乳食 | 離乳食補助 母乳 おむつ替え 家事 朝食 |
8時〜11時 | ごきげん | 赤ちゃんと遊ぶ 趣味 家事 |
12時 | 離乳食 | 離乳食補助 昼食 |
13時〜15時 | ねんね | 趣味 |
16時〜17時 | ごきげん | おむつ替え 家事 |
18時 | 離乳食 | 離乳食補助 夕食 |
19時 | お風呂 | お風呂補助 母乳 おむつ替え |
20時〜23時 | ねんね | 睡眠 |
このように、生活リズムは整っていますが、家事をする時間がまばらになっています。赤ちゃんのお世話で、時間がずれ込んでしまうことも良くあります。
まとめ
生後10ヶ月の赤ちゃんは、伝い歩きをして行動範囲も広く、感情もしっかりして自分の道をまっすぐ進みます。
ママ・パパは、その育った気持ちを無理に辞めさせずに、安全な環境を作ってのびのび遊ばせてあげましょう。
また、ちょっとした言葉も喋るので、一緒に言葉のやり取りをして遊んであげると、喋るのが上手になります。
このように、生後10ヶ月の赤ちゃんは大きく成長します。
楽しいコミュニケーションをしたり、自由に遊ばせたりして、我が子の成長を温かく見守ってあげましょう。