子宮外妊娠はいつわかる?早期発見で手術後の妊娠へつなぐ!

子宮外妊娠は、いつわかるの?
子宮外妊娠を心配する人の中には、子宮外妊娠はいつわかるのか?疑問に思う人も多いと思います。
そのため、ここでは子宮外妊娠が、いつどのようにしてわかるのか説明していきます。
そして、子宮外妊娠がわかった場合の、手術やその後の妊娠の可能性についても話していきます。
ちなみに、はじめに言ってしまうと、早期発見をして、適切な処置を行えば、次の妊娠に繋げることが可能です。
そのため、子宮外妊娠でも諦めずに、前向きに考えていきましょう。
もくじ
子宮外妊娠はいつわかるのか?
基本的に、エコーで赤ちゃんが入っている胎嚢が子宮内に確認できれば、正常な妊娠と判断できます。
つまり、子宮外妊娠を判断できる時期も、エコーで胎嚢を確認ができる頃になるわけです。
その胎嚢を確認する方法は、妊娠5週目のエコー検査になります。
よって、早い人で妊娠5週目の初診の検査で、子宮外妊娠の懸念や診断が下される事になるのです。
しかし、胎嚢の成長具合にもよるため、妊娠5週目で見えなくても、まだ心配はありません。妊娠6週目あたりまでは、様子を見てエコー検査を行っていきます。
それでは、実際に、子宮外妊娠はいつわかるのでしょうか?それは大体、妊娠5週〜6週あたりでわかります。
- 妊娠5週目の時点で、子宮外に着床している胎嚢を確認できた場合
- 妊娠6週目を過ぎても胎嚢を確認できない場合
- 出血や下腹部に痛みが出てきた場合
このような場合があります。
【補足】
妊娠5週目で子宮内の着床を確認できても、心臓の動きを確認できるのが妊娠7週~8週あたりになるため、その確認ができれば流産の心配もなく正常な妊娠になったと判断できます。
【注意】子宮外妊娠は異所性妊娠という判断で告知されるかも?
一般的に認知されているのが、子宮外妊娠ですが、診断の結果では異所性妊娠と言われるかもしれません。
異所性妊娠という診断であれば、子宮外妊娠の可能性があります。
それは、
- 子宮外妊娠
- 卵管妊娠
- 卵巣妊娠
- 頸管妊娠
などを総称して、異所性妊娠と言われるためです。
それでは、いつからあまり認知されていない異所性妊娠と言われるようになったのでしょうか?
元々は、子宮に位置する卵管や頸管に着床したものも子宮外妊娠の範囲でしたが、実際は子宮の外ではないため、子宮外妊娠という言葉が適していないので、異所性妊娠と呼ばれるようになりました。
そのため、子宮外妊娠と異所性妊娠は同じものと言えます。
異所性妊娠で1番多いのは卵管妊娠であり危険性も高い
異所性妊娠に実際になる人の確率は、妊娠する人の中で2%と言われています。とても少ないです。その2%の中で、実は卵管妊娠が1番多いのです。
卵管妊娠は予防策がなく、なってしまったら摘出する手術が必要になります。
卵管で着床して、妊娠8週目を過ぎても放置しておくと、胎嚢が大きくなり卵管が破裂する危険性がでてきます。そうなってしまうと、大量出血・下腹部痛・ショック症状を起こすこともあります。そのため、早期の発見が大事になります。
子宮外妊娠は早期発見であれば、手術後の妊娠も可能
子宮外妊娠であれば、手術が必要になります。手術を行い、着床した部分を切除します。つまり、今回の妊娠は残念ながらなかったことになります。
しかし、これは自然に起こることなので、絶対に自分を責めてはいけません。
それより、まずは早めの発見と早めの手術で、今後の妊娠を考えていきましょう。
何より、早めに切除できれば、今後の妊娠も可能になります。しかし、着床部分が悪く、しかも手術が遅くなったことで、今後の妊娠が出来なくなる可能性も十分にあります。
だからこそ、早めの発見と早めの手術が大事です。
しかし、1番多い卵管妊娠に関しては、左右2つの卵管が存在しているため、発見が遅く手術も遅くなって卵管が機能しなくなってしまっても、もう一方の卵管が生きているため妊娠は可能である場合があります。
まとめ
子宮外妊娠は、正常な妊娠ではないので、母体を守るために早期の手術が必要です。
しかし、これは不注意で起きたことではありません。
だからこそ、前向きに次の妊娠を考えていきましょう!
子宮外妊娠を妊娠5週目あたりに確認して、胎嚢が大きく育つ前に手術の段取りを行い、また新たに夫婦ともに次の妊娠に歩んでいきましょう。