赤ちゃんの人見知りの主な原因はたった2つ!育った環境と個性の違い

赤ちゃんの人見知りは、生後6ヶ月あたりから始まります。
個人差はあるので、一概には言えませんが、生後5ヶ月でママの気を引こうと声を出したりするようになり、その後生後6ヶ月を迎えると、表情も豊かになり、気持ちを表情で伝えられるようにもなります。
そうなると、人を認識して、笑ったり、泣いたり、嫌そうな顔をしたりするようになります。その中で、ママやパパ以外の人である祖父母や他人に対して、泣いたり、嫌そうな顔をするようになります。
これが、赤ちゃんの人見知りです!
しかし、人見知りは、ただ他人が怖いとか、嫌だとかそういった感情だけではありません。
実は、
- 育った環境の違い
- 個性の違い
によっても、その感受性は変わってきます。
つまり、育った環境の違いや個性の違いで、もともと他人に対する免疫を持ち合わせていると、人見知りをしない赤ちゃんもいるのです。よって、そもそも他人が怖いとか嫌だとか、そういった感情にならない赤ちゃんも実際にいます。
そうなると、赤ちゃんの人見知りの原因は、育った環境の違いと個性の違いに大きく左右されることになります。つまり、赤ちゃんの人見知りの原因の多くは、この2つという事になるのです。しかし、ちょっとした他の要因もあるので、それも説明していきます。
このように、ちょっと複雑な赤ちゃんの人見知りですが、この先でわかりやすく解説していきます。
もくじ
赤ちゃんの人見知りとはどういう状態を言うのか?

まず人見知りから説明します。人見知りとは、ある特定の人以外と絡むことが苦手な様子を言います。つまり、特定の人には、心を許している状態です。
つまり、赤ちゃんの人見知りは、ママやパパの存在を知って、それが特別な存在という認識を持ったために、それ以外の人に対して苦手意識が芽生えた証拠と言えます。
赤ちゃんの心が成長して、自発的に感情を表に出せるようになったからこそ、人見知りという意識が出てきたのです。その時期が大体、生後6ヶ月あたりと言われます。
しかし実際は、赤ちゃんは生まれながらにママを認識しています。そのため、生後6ヶ月では、どちらかというとパパの存在を認識し始めます。
そのため、この生後6ヶ月の時に、
- パパが仕事であまり家にいない
- 赤ちゃんと接する機会が少ない
- 単身赴任で家に帰ってこれない
このような場合は、赤ちゃんの認識が減り、パパ見知りという状態になりかねません。だからこそ、生後6ヶ月目で、赤ちゃんに嫌われていると落ち込むパパも実際に多いのです。
また、常に一番近くにいて安心できるママの存在は、赤ちゃんにとって特別な存在です。その特別なママと仲良く話している人であれば、あまり知らない人であっても人見知りしないケースがあります。それは、ママを特別だと思うように、ママが仲良くしている人も特別な人と認識していると思われます。
このように、赤ちゃんにとって特別な存在ができて、それ以外の人に対しては人見知りをして、恐怖心や不安感で泣いたりします。
しかし、実際は、生後6ヶ月で全員が全員人見知りにはならないことがわかっています。そのため、特別な存在の認識以外にも、人見知りになってしまう原因があることがわかります。
赤ちゃんの人見知りの原因は何?

赤ちゃんにとって、特別な存在の区別が人見知りに影響しているのはわかったのですが、絶対的な原因ではありません。そのため、原因には他の要因があることがわかります。
それが、
- 育った環境の違い
- 個性の違い
の2つです。
育った環境の違い
赤ちゃんは、小さい頃からママを認識しています。つまり、認識能力はあるのです。
そのため、心や体の発達は未熟であっても、いろんな人と触れ合ってくれば、その分いろんな人を認識していきます。そして、いろんな人に会うことに抵抗感を持たなくなり、免疫ができていきます。
つまり、小さい頃からパパ・おばあちゃん・おじいちゃん・兄弟など、たくさんの家族と触れ合ってくると、人見知りになりにくいと言われています。
また、外気浴など、外に出かけて近所の人や赤ちゃんと触れ合うことでも変わってくるそうです。つまり、育ってきた環境が、人見知りになるのかならないのかを左右します。
個性の違い
個性、つまり赤ちゃんの性格になります。人ぞれぞれに個性があるように、性格もみんな全然違います。個性に関しては、多少なりとも育った環境も影響しますが、基本的には性格は生まれつき持っているものです。
人それぞれに個性があるように、個性によって、恐怖心や不安感などの感受性も違ってきます。つまり、中には、他人であっても平気な赤ちゃんもいるのです。
そのため、赤ちゃんが人見知りしないと愛情不足かなと心配になりますが、性格による差が大きいため、そこまで心配しなくても良いです。強いていうならば、幼い時にいろんな人と接してこなかったことが原因かもしれません。
赤ちゃんの人見知りは治るの?

赤ちゃんの人見知りは時期が来れば治ります。
大体、1〜2歳くらいまでには治ってきます。
しかし、人見知りの原因が個性の違いでもあるため、性格上ちょっとだけ人見知りを引きずる人もいます。
しかし、どちらかというと育つ環境で変わるので、無理のない程度に、いろんな人とコミュニケーションをとったり、いろんな経験をさせてあげることが大切です。
赤ちゃんの人見知りに対策はあるの?

赤ちゃんが人見知りになってしまうと、所構わず泣いてしまったりするので、わかっていながらも相手に不快な思いをさせてしまいそうで心が痛みます。
そのため、出来れば、対策方法があれば知りたいと思う人もいると思います。そのため、ここでは2つ紹介させていただきます。
ママを最大限に活かす
ママは赤ちゃんにとって特別な存在です。しかも、ママと仲良く話す人に対しては、赤ちゃんも心を許します。
そのため、他人と会うときは、ママが抱っこして、友達と仲良く話し込んでいる姿を赤ちゃんに見せつけます。そうすることで、他人を受け入れてくれることがあります。
ちなみに、赤ちゃんも生後6ヶ月になるまでには、視野や視界が広がっていますが、まだそこまで広く認識できません。そのため、友達と話すときは、なるべく赤ちゃんの目の届く範囲で会話をしましょう。
音のするおもちゃで気を引く
赤ちゃんは、音や動くものに興味を示します。そのため、どちらかというと、他人という興味から反らせる方法になります。
赤ちゃんにガラガラを持たせたり、目の前にユラユラ揺れるおもちゃがあると、そっちに意識がいきおとなしくしてくれる場合があります。
まとめ
赤ちゃんの人見知りは、育つ環境や個性によって差が出てきます。
そのため、一概に誰でも経験する道というわけではありませんが、原因を知っていれば、予防策も取れます。また、対策方法を知っていれば、上手に乗り越えることができはずです。
ぜひ、赤ちゃんの人見知りは個性と捉えて、寛大に見守りましょう!