赤ちゃんのハンドリガードってなに?いつから始まるの?

ハンドリガード!
こんな単語を、聞いたことがある人もいるかもしれません。
「でも、なんのこと!?」
と、思ってしまう人の方が多いかもです。
ここでは、そんなハンドリガードについて詳しく説明していきます。
もくじ
ハンドリガードって何?
すごーく簡単に説明すると、
はっ!?
こっ!これはもしかしてっ!
わたしの手じゃないですかっ!!
という、びっくりするほどの初めての大発見のことです。
赤ちゃんが初めて、自分の手の存在を認識した時の、手を見つめる行動です。多分、とても不思議な感覚だと思っています。
はじめは、なんとなく「自分の体の一部?」という感覚から始まり、手を口に運んだり、手と手を合わせたりしながら、自分の手だと確信していきます。
大人は、自分の体を自分の意思で動かすのは当たり前のことですが、赤ちゃんにとってはすごい発見なんです。
なんでハンドリガードというのか?
すごく単純なことです。
ハンドリガードは、ハンド(hand)とリガード(regard)という英語から来ています。
- ハンド:手
- リガード:じっと見つめる
この単語が組み合わさって、手をじっと見つめる行為を指しています。
何より赤ちゃんは、仰向けに寝ている状態で、一番初めに目に飛び込んでくる自分の体の一部が手になります。そのため、一番初めはその手の存在を認識し始めます。
どんな仕草があるの?
赤ちゃんの個性によっても違ったりしますが、
- 左右の手を交互に見つめる
- 両手を合わせて握る
- こぶしをしゃぶる
- 指をしゃぶる
- グーパーを繰り返す
- ひたすらこぶしにした手を見つめる
- 腕の動きを見つめる
このような仕草があり、とにかく、なんか不思議そうに見ています。
ハンドリガードはいつから始まる?
一般的には、生後3ヶ月あたりからと言われますが、早い子では生後2ヶ月頃から始まります。
少しずつ目が見えるようになって、自発的行動ができるようになってくるとハンドリガードが始まります。
生後1ヶ月では、原始反射という反射的な動作が起こるので、自発的行動がありません。また、視力も弱く目の前のものを認識していない状態です。
それが、生後2ヶ月に入ってくると、一部の原始反射は無くなり、自発的行動も少しずつ出るようになってきます。また、視力も発達して目の前の物を認識できるようになってきます。そうなってくると、ハンドリガードが始まります。
ハンドリガードの発見は、興味に変わる
ハンドリガードで自分の体の存在を知って、自分の思うままに動かせることを知ると、興味が湧いてきます。
どのような動作で変化していくのか見てみましょう!
- 目の前で動くものが気になる
- 目で追ってみる
- 動くたびに自分の体の違和感を覚える
- もしかして、目の前のものは自分が動かしてる?
- 自分の体の一部を認識する
- 動かせるならいろんなものを触ってみよう!
- 目の前のものを掴む
- パパ・ママの顔に触れる
- パパの鼻に指を突っ込む!ズボッ!アウチッ!
このように、赤ちゃんの興味も湧いて、いろんな行動をするようになってきます。だからこそ、赤ちゃんのこのころの行動は、成長に欠かせない行動です。そのため、指しゃぶりを辞めさせたり、顔に触ってくる行為を辞めさせたりしないようにしましょう。
赤ちゃんが、自分の顔に触れてきたり、口に手を入れてきたり、もう大変です。でも、成長だと思ってにこやかに見守りましょう。
ハンドリガードの時はよだれでベトベトかも
手のこぶしをしゃぶったり、指をしゃぶったり、口周りがよだれでベトベトになります。
しかし、離乳食の始まる生後5ヶ月の時に比べると、よだれの量はまだ少ないため、そこまで垂れてくるほどビチャビチャにはなりません。そのため、必要に応じてスタイ(よだれかけ)をしても良いかもしれませんが、たまに見てあげて、よだれを拭き取る程度で良いと思います。
口元がよだれで汚れている場合は、肌荒れの原因になるため、なるべく放置せずに拭き取ってあげましょう。
まとめ
ハンドリガードは、赤ちゃんの成長に欠かせない行動です。そのため、よだれでベトベトになったりしますが、その行動を優しく見守りましょう。
ハンドリガードを知っていれば、赤ちゃんの奇妙な行動も理解できるはずです。