流産の原因は感染症?知らないと後悔する直接的な2つの原因

流産は、赤ちゃんが育たずに妊娠が終わってしまったことを意味します。
それは、とても悲しいことです!
しかし、流産には明確な原因があります!
ほとんどが自分の不注意ではなく、必然性があるので自分を責めることなく、まずは流産というものを知っておきましょう。
ただし、切迫流産を通して、流産になった場合は、自己責任になってしまう場合があります。もし、切迫流産と診断されたら、早めの対策をしましょう。
そして、流産には、
- 染色体異常
- 感染症
- ストレス
- 動きすぎ
- 冷え
が関係しています。
しかし、
- ストレス
- 動きすぎ
- 冷え
に関しては、まず切迫流産の診断が下されます。
そのため、正しい処置をすれば妊娠を継続できます。
ですが、
- 染色体異常
- 感染症
に限っては、意図せずに、直接的に流産に繋がるため避けようがありません。
そのため、その後どうするのか?が肝心になります。
しかし、流産になっても、早めの処置を行うことで、次の妊娠に繋げることができるので、焦らずに正しい対処をしましょう。
もくじ
流産になってしまう原因は2つある
まず、流産は早期流産と後期流産に分かれます。
- 早期流産は、妊娠12週未満に起こった流産
- 後期流産は、妊娠12週~22週までに起こった流産
このような、早期流産と後期流産は、原因が違ってくるので別々で説明します。
ほとんど気付かない妊娠初期の早期流産の原因
ほとんどが、受精卵に問題があり、染色体異常が起因となって流産になります。
つまり、何らかの影響で初めから育たなかったことになります。そのため、誰のせいでもありません。この早期流産は、出血や腹痛の症状が出ますが、大量出血は起こらずに生理と同じ程度の出血になります。そのため、生理と勘違いして、気付かないうちに早期流産を起こしているケースも良くあります。
また、妊娠検査薬で陽性反応を確認してから、エコーで確認ができずに流産してしまったことを、化学妊娠と言います。
この場合は、一度陽性反応を確認しているだけにショックを受けてしまうかもしれませんが、ちゃんとした原因があるので前向きに次の妊娠を考えていきましょう。
【補足】
妊娠して流産する確率が約15%と言われています。そのうちのほとんどが早期流産になります。
手術の可能性がある後期流産は感染症が原因
子宮に何らかの原因がある場合に、流産を引き起こします。この場合、子宮頸管無力症や子宮内感染が起因していることが考えられます。
子宮頸管無力症は、子宮口が開きやすくなるため感染リスクが高まります。基本的に、感染症により流産を引き起こすことになるため、子宮頸管無力症が後期流産の引き金になる可能性があります。
子宮頸管無力症とは
子宮頸管無力症になる人は、過去に大きな子供を出産したり、中絶経験があったり、もともと体質的に弱かったり、原因は様々です。
この症状がわかるのが、妊娠16週~22週あたりになります。
後期流産の危険性もありますが、もともと頸管の力が弱いために胎児は下にさがってきてしまいます。つまり、破水や早産の危険性もあります。そのため、子宮頸管無力症の人は、入院や手術を行う可能性が高くなります。
流産が起こった時の症状は腹痛と出血
基本的に、流産の症状は、切迫流産の時に起こる症状とほぼ同じです。そのため、腹痛や出血が起こります。
しかし、その症状は、基本的に切迫流産より重いです。
激しい腹痛が起こる
症状としては、腹痛が起こります。
どちらかというと、下腹部の痛みになります。
受精卵の剥がれからくる痛みのため、激しい痛みを伴うことが多く、異常感に気づく人の方が多いです。
大量出血が起こる
出血量は、大量になることが多いです。
受精卵が剥がれて一気に出血するため、色は鮮血が多く、赤褐色をしていることが多いです。
3つの処置を行えば流産後も妊娠はできる
流産をしてしまうと、「次の妊娠は大丈夫なのか?」不安になる人も多いと思います。
しかし、ちゃんとした処置と手術を行えば、通常に戻るため今までと変わらずに妊活を行えます。
ちなみに、流産は3つに分類されます。それぞれの処置内容を見ていきましょう。
【補足】
少し分かりづらいですが、先ほど説明した早期流産と後期流産は、流産が起こりうる時期と原因についての分類わけであり、これから説明する完全流産・不完全流産・稽留流産は、流産がどのように起こるのかという種類分けになります。
完全流産
完全流産とは、進行流産ののちに完全に受精卵が排出された状態です。
周期的な痛みと出血が起こり、受精卵や粘膜が全て綺麗に排出されてしまえば、痛みはなくなります。
完全流産の場合は、特に手術などの処置を行わなくても、次の妊娠に向かっていくことができます。
不完全流産
不完全流産とは、進行流産の中で完全に内容物が排出されずに、子宮内に残ってしまった場合を言います。
この場合は、腹痛や出血が治ることなく続き、手術で受精卵や粘膜を取り除く必要が出てきます。
稽留流産
稽留流産は、ほとんど痛みや出血が起こらずに、子宮内で胎児が亡くなっている場合です。
この場合は、摘出手術が必要になります。
まとめ
流産には、ちゃんとした原因があり、必然的に起こる可能性が高いです。
だからこそ、自分を責めることなく、まずは適切な処置を行い、妊娠できる体に戻しましょう。
夫婦で理解しあって、前向きに次の妊活に向けて頑張りましょう。